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捻挫(ねんざ)

このページでは、捻挫(ねんざ)が引き起こす様々な症状やその治療について説明いたします。

捻挫(ねんざ)

捻挫(ねんざ)とは、身体の関節に不自然な力がかかることで起こるけがのうち、骨折や脱臼を除いたものをさします。スポーツの場合は、接触など外からの力によって起こるケースと、動作中に思わぬ動きにより捻ってしまうなどといった内的な力によって起こるケースがあります。また、スポーツだけでなく、日常生活での転倒や階段を踏み外したりして起こるケースもございます。じん帯・腱・軟骨などが傷つき、痛み・腫れを伴うことがほとんどですが、痛みを感じにくいじん帯もあるため、注意が必要です。

診断

まず、問診票の内容を基に、実際のけがが発生した状況(関節がどのようになってケガをしたか)を詳細にお伺いいたします。関節に直接力が加わったものか、ジャンプの着地で捻じったなど間接的な外力によるもの(非接触性のケガ、と呼ばれます)か、ケガのとき関節がどのような角度で、どちらの方向に動いたのかなど、受傷時の状態を教えてください。そういった問診に加え、レントゲンやMRIを通して実際の患部の状態を確認したうえで、正しい診断をつけます。

症状

ケガをした関節の腫れ、痛み、ぐらつき感

痛みを感じにくい部位もあるので、注意が必要です。

治療

治療はその損傷の程度や経過によっても大きく異なります。激しくじん帯が損傷してしまっている場合は、一定期間患部を固定し修復を待ちます。長期間固定しても改善が難しい場合は、筋力トレーニングや、硬直した部位をほぐし動きを改善するためのリハビリを行います。

捻挫(ねんざ)は、初期段階での治療がなにより大切です。ひどい症状がなければ、患部の冷却(急性期・発症後2~3日程度が目安)、加温(慢性期・発症後4~7日程度が目安)のみで痛みなどの症状は治まることもあります。ですが、症状が軽いからといって無理してスポーツ・日常生活を続けることで、患部をかばったような動きになってしまい、姿勢のゆがみや別の部位に新たな症状を引き起こすこともあります。

また、じん帯が断裂している場合、歩行には問題がないこともありますが、放置することで足関節が不安定なまま戻らなくなったり、変形性関節症など改善が難しい状態に至ることもあるため、できるだけ早い段階で医師による正しい診断を基に、治療を行うことをおすすめします。

予防

捻挫を予防するために、手や足をひねって関節に無理な力がかかることを防ぎましょう。日頃からよい姿勢で生活し、体のバランスを正しくとることや、食事や睡眠などの生活習慣をしっかりと整えることも大切です。

また、スポーツ選手においては、運動前にしっかりとウォーミングアップをしましょう。急に体を動かすと、思うような動きができず、バランスを崩したり人や物にぶつかったりしてしまいます。日頃から運動している人こそ、油断は禁物です。

捻挫(ねんざ)が引き起こすその他の疾患

靱帯損傷・断裂、突き指、はく離骨折、圧迫骨折、変形性関節症 など

捻挫は放置すると他の様々な疾患を引き起こす可能性があります。早期のタイミングで正しい診断をつけ、治療を開始することが重要です。

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